公益社団法人 中小企業研究センターThe Medium and Small Business Reserch Institute
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表彰企業一覧
平成30年度表彰企業のご紹介
㈱シノテスト
ヨシダエルシス㈱
村田発條㈱
ハナマルキ㈱
北星ゴム工業㈱
日進工業㈱
㈱ピカコーポレイション
ミツワ電機工業㈱
㈱英田エンジニアリング
清本鐵工㈱
㈱アクタ
柏原計器工業㈱
㈱呉竹
高橋畜産食肉㈱
㈱ピアズ
㈱ヘルスケアシステムズ
グランプリ
株式会社シノテスト 八海醸造株式会社 南雲 二郎
代表者塚田 聡
所在地東京都千代田区神田駿河台3-7-9
事 業臨床検査薬及び機器開発製造
設 立1953年3月
資本金14,000万円
年 商90億円(2018年3月期)
従業員304名

1951年臨床検査薬キットを世界で初めて事業化。我が国の生化学分野における臨床検査薬のパイオニア。61年の国民皆保険導入以降、本格的に普及し事業が軌道に乗る。

86年国内初の無調製試薬として「液状試薬」を開発。自動分析機の普及により投入する試薬に正確な計量が求められる中、粉末試薬を溶液に溶かして使用する従来タイプの不正確性を解決し、当社飛躍の転機となる。

2010年本格稼働した相模原生産センターでは、原材料調達から製品出荷までの全工程に、バーコードによる管理システムを構築。人為的ミスを防ぐ徹底した工程管理と品質管理を実現。

毎年度年商の5%程度を新しい検査試薬の研究開発に投じ、免疫学的検査や遺伝子検査といった新分野の試薬開発も積極的に進めている。希少疾患向け試薬開発にも注力しており、中でも従来検査が難しいとされてきたギラン・バレー症候群向け試薬や、乳幼児に負担のない尿で検査が可能なサイトメガロウィルス感染症向け試薬の開発は社会的意義が大きい取組み。

IT活用した独自の管理システム構築、多品種小量生産、積極的な研究開発、質の高い営業力と社員全員が一枚岩となり、生化学検査薬分野の上位メーカーで唯一の中小企業でありながら、国内2位のシェアを誇る。今後の更なる発展が期待できる。

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グランプリ
ヨシダエルシス株式会社 ヨシダエルシス株式会社 吉田 卓司
代表者吉田 卓司
所在地和歌山県御坊市藤田町吉田155
事 業畜産用資材及び機械器具製造、鶏舎及び倉庫等建築
設 立1965年2月
資本金2,000万円
年 商116億円(2018年5月期)
従業員74名

1946年採卵養鶏業を創業、52年孵化業務開始。58年日本で初めて配餌方式による手押給餌機を開発。60年吉田式給餌機製作所を設立、養鶏機具専門メーカーとして本格的にスタート。

その後、常に「鶏との対話」を欠かさず、自動給餌装置、自動除糞装置、自動集卵装置等、養鶏関連の数々の自動化機器を発明。それらを組み合わせて全自動養鶏システムへと発展させた。現在「ヨシダ式全自動養鶏システム」として全国の大型養鶏場で稼働している。全自動養鶏システムのパイオニアにして、国産採卵養鶏器具のトップメーカー。

さらに、近年は鶏舎建築と養鶏システム等の内部設備を一括受注する総合プラント会社として、鶏糞処理施設やGPセンター(鶏卵の重量計測及び洗卵パッキングの施設)、大型倉庫、物流センター等の建設受注を大きく伸ばしている。養鶏システムの先駆者として永年蓄積されたノウハウを活かし、設計から施工まで、養鶏に関する最適な建物を低コストで建設できるのが強み。

創業者の「養鶏業を盛んにしたい。そのためには作業の省力化、機械化以外にない」との信念に基き養鶏機具専門メーカーとして発展。養鶏業者の生産性の向上・大規模化に大きく貢献、「物価の優等生」として卵価の安定を支えてきた企業。今後の更なる発展が期待できる。

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優秀企業賞(関東地区)
村田発條株式会社 ヨシダエルシス株式会社 髙橋 純夫
代表者髙橋 純夫
所在地宇都宮市平出工業団地20-4
事 業自動車部品用金属ばね開発製造
設 立1943年11月
資本金8,000万円
年 商91億円(2017年12月期)
従業員336名

1913年村田金物店として開業した創業105年の金属ばねメーカー。43年の現法人設立以来、主に自動車用を中心に様々なばねの開発・製造に取組む。優れた技術力や品質を強みに多品種少量生産の事業を展開、現在はアイテム4千種、年間生産数4億2千万個、供給先250社に上る。また、米国・メキシコ・中国と海外に3生産拠点を有し、グローバルな生産販売体制を構築。

世界で初めて開発・量産化に成功した「卵形断面線ばね(オーバル・スプリング)」は、軽量コンパクトながら高い耐久性を併せ持ち、当社の高い技術力を象徴している。

当社の自動車エンジン用バルブスプリングは、エンジン内の過酷な条件に耐え抜くための耐久性・耐へたり性・耐熱性に優れ、4t以上普通トラックの国内シェアはほぼ100%と国内市場独占。

またクラッチやトルクコンバータに装着される自動変速機用ダンパースプリングも国内シェア約30%、海外生産含め世界シェア15%を占めている。特に近年開発した「湾曲形状ダンパースプリング(アーク・スプリング)」は小型・軽量ながら高出力化が可能であり、世界のメガサプライヤーからの受注が急増中。

人材育成に力を入れ、従業員の半数以上が金属ばね製造技能士の資格を保有。優れた技術力・品質は国内外から高い評価を受けており、今後の更なる発展が期待できる。

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優秀企業賞(北陸・甲信越地区)
ハナマルキ株式会社 ハナマルキ株式会社 花岡 俊夫
代表者花岡 俊夫
所在地長野県伊那市西箕輪2701
事 業味噌醸造、即席みそ汁・調味料・食品素材製造
設 立1946年11月
資本金10,000万円
年 商185億円(2018年5月期)
従業員342名

創業100年の味噌醸造企業。1961年国内で初めて自動製麹装置を、63年には連続自動蒸米装置を導入するなど早くから製造工程の自動化に取り組み、伝統的な味噌づくりの技術と最新の科学技術を融合させ、高品質で安心・安全な味噌製品を提供し続けている。

主力製品の味噌は家庭用・業務用で200種類以上。常に新たな製品開発に努め、最近では国立循環器病研究センター「かるしお認定」製品等消費者の健康志向にマッチした商品にも注力。

即席みそ汁は76年に高級即席みそ汁を開発。以来味噌メーカーならではの「味噌感のある商品」として人気を博す。現在では約170種類のアイテムと味噌部門に次ぐ第2の柱に育ち、最新設備と全国販売網を活かしシェア拡大中。

第3の事業の柱が塩こうじ・製菓材料等の食品素材。特に液体塩こうじは、こうじ粒や発酵食品特有の匂いが苦手な消費者ニーズを捉え拡大。食品加工に使い易く業務用も大きく伸長中。

また11月に「みそ作り体験館」をオープン。「日本の文化」である味噌の魅力を広める取組みは社会的意義も高い。

「素材とモノ作りを大切にしていく」理念の下、伝統的技術と最新技術を生かしつつ環境との共生、先駆的な取組を行ってきた歴史あり。第3の柱の液体塩こうじの事業拡大も見込まれ、今後の更なる発展が期待できる。

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優秀企業賞(北陸・甲信越地区)
北星ゴム工業株式会社 北星ゴム工業株式会社 米屋 慎一
代表者米屋 慎一
所在地富山県黒部市岡362-14
事 業工業用ゴム製品製造
設 立1949年12月
資本金6,100万円
年 商88億円(2018年7月期)
従業員638名

1930年ゴム長靴製造で個人創業。履物全般へと拡大するも、大企業との競争激化により60年に新分野への進出を模索、セフティラバーコーンを開発。全国シェア9割と大ヒットとなり、樹脂製コーンの登場まで長寿商品となった。

72年自動車用ゴム製品に転換。気密性を確保するウェザーストリップやエンジン回りのホース部品を中心に、素材の機能性を最大限に活かしつつ、表面処理技術・加工技術を駆使して、タイヤ・ワイパー以外の殆どのゴム製部品を製造している。

建材関連では、高層ビルに欠かせない焼結性難燃ガスケットの開発に成功。火災時に熱で溶けたゴムが窓枠にガラスを固定し、落下を防止する高機能製品で高い技術力を発揮。

更に新幹線の車体とドアの隙間を埋め走行中の音や空気漏れを防止する製品は、JR東日本からJR九州まで全ての新幹線に採用されている。

当社の強みは、材料配合から製品設計・生産、販売までの一貫体制と、国内でも数社しかない押出成形ができる高い技術力。特に材料配合は高いノウハウが蓄積され、顧客の要望に応じた品質のゴムに配合段階から対応可能。

工業用ゴム製品のパイオニアとして、本業一筋の弛まぬ研究開発と、一貫生産で高品質製品を提供し続けており、業界発展・地域活性化にも貢献度高く、今後更なる発展が期待できる。

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優秀企業賞(東海地区)
日進工業株式会社 日進工業株式会社 長田 和徳
代表者長田 和徳
所在地愛知県碧南市港本町4番地
事 業自動車向け樹脂製品成形加工・溶着加工
設 立1965年9月
資本金9,900万円
年 商83億円(2017年12月期)
従業員286名

1945年日本人形の顔の樹脂製造を主たる事業とする長田織布創業。その後、自動車用精密樹脂部品事業に転換し、65年に当社設立。

当初はフュ―エルカバーやキャニスター等が主であったが、材料の成分調整、成形技術・ノウハウを確立し、現在はエンジンバルブ等の機能部品やパワースライドドア・パワーシート等の車体系部品等、多品種小ロット・高品質の製品を開発・生産している。

80年業界に先駆けエンプラ、スーパーエンプラの成形加工着手。強度や耐熱性に優れエンジンバルブ等のメカトロ部品に採用。特にポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂の量産成形加工技術の確立により、2000年以降ブレーキ部品等への採用が飛躍的に増加、売上も大きく拡大。

15年独自開発のIoTシステムを導入した武豊工場建設。製造データの緻密な管理により、生産増量、歩留まり向上等生産性は飛躍的に向上。全ての成形機が同一システムで稼働、全工程がネット上で繋がり、リアルタイムでライン毎の生産状況が把握できる。また本社工場と武豊工場のほか、中国3工場とも繋がり、国内140台・中国3工場115台の稼働状況が管理されている。

新規採用・女性活躍・働き方改革にも積極的に取り組むとともに、「プラの塾」を設け現場を支える人材育成にも注力しており、今後の更なる発展が期待できる。

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優秀企業賞(近畿地区)
株式会社ピカコーポレイション 株式会社ピカコーポレイション 坂口 守正
代表者坂口 守正
所在地大阪府東大阪市長田中4-4-10
事 業アルミ合金製品製造
設 立1961年7月
資本金9,500万円
年 商90億円(2018年2月期)
従業員263名

1958年アルミ製のはしご、脚立等の商社として創業。63年修理工場を建設。修理工場で培った技術力を基に三菱金属工業㈱と提携、自社製品製造開始、メーカーに転換。

73年滋賀工場建設。オイルショック勃発による大型タンカー造船需要増に伴い、軽量で丈夫なアルミ製足場が受注拡大し当社大きく飛躍。

バブル崩壊後厳しい経営状態続くが、2008年量産品製造の中国シフトによるコスト低減及びより利益率の高いプロユース製品へのシフトにより業況は急速に回復。アルミ製はしご・脚立・作業台で国内トップシェアとなっている。

当社売上の約8割が工場や建設現場などのプロユーザー向け。ピカプロユース、ピカオーダーメイドシステムの2つのブランドを展開。特にオーダーメイドは年間4,000件と、鉄道・航空宇宙・食品・薬品などの各種工場や物流倉庫等における作業用足場やステップ・作業台等を設計・製作し、安全快適な作業環境を提供。まさに日本の産業の足元を支えている企業。また、イベント会場・展示会場におけるアルミ製システムトラス・各種ステージも提供。当システムトラスは当社が業界に先駆けて開発したもの。

創業以来受け継がれてきたアルミ加工技術と顧客ニーズの蓄積を強みとして、はしご・脚立・作業台等のアルミ合金製品のトップ企業に発展。今後の更なる発展が期待できる。

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優秀企業賞(近畿地区)
ミツワ電機工業株式会社 ミツワ電機工業株式会社 山田 浩
代表者山田 浩
所在地大阪府羽曳野市誉田7-720
事 業マグネシウム成形品製造、業務用電気機器組立
設 立1959年12月
資本金9,800万円
年 商70億円(2018年3月期)
従業員279名

1959年創業。早川電機工業㈱のテレビ部品等プラスチック成形品の色入れ・塗装を手掛ける。62年プラスチック成形事業に参入、家電業界の市場拡大とともに当社も売上伸長。

バブル崩壊後、危機的な経営状況となるなか、シャープ1社依存からの脱却を目指し、98年マグネシウム合金の射出成形事業を開始。マグネシウムの軽量性、電磁シールド性等の素材特性に将来性を見出すとともにプラスチック成形技術の応用ができることから参入決定したもの。99年携帯電話部品(ガラケーの筐体)、2000年デジタルカメラ部品の生産開始。

03年にはタイミツワ㈱がタイ証券取引所に上場。プラ成形及びマグネシウム事業を展開中。

国内の主力事業はマグネシウム事業。デジタル一眼レフやミラーレス等の中高級機種向け外装部品を、国内カメラメーカー全社に供給、国内シェア約7割。金型設計から成形・機械加工・表面処理・塗装・最終検査まで独自の生産技術を開発、一貫生産体制を構築している。

自動車部品や医療機器部品等の新分野にも取組み、自動車部品ではドイツの高級自動車メーカーが20年新車採用を決定。

バブル崩壊後経営危機に陥るなか、コア技術を生かせる新事業分野を見出し事業の柱に発展させるなど、時代の流れを見極め経営の刷新を図ってきた。今後の更なる発展が期待される。

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優秀企業賞(中国・四国地区)
株式会社英田エンジニアリング 株式会社英田エンジニアリング 万殿 貴志
代表者万殿 貴志
所在地岡山県美作市三保原678
事 業駐車場機器、冷間ロール成形機、破砕用刃物製造
設 立1974年8月
資本金6,000万円
年 商51億円(2017年12月期)
従業員121名

1974年フォーミングロール製造で設立。ここで培った金型製造の「精密機械加工・熱処理技術」をコア技術として、様々な製品事業に発展。

76年冷間ロール成形機・造管機プラント生産開始。独自の画像処理システムにより調整自動化やリアルタイム故障診断を実現。組換レス式成形機は製品替え段取り時間を大幅削減し、生産効率を大きく向上させる製品。

92年に取組んだコインパーキング関連機器(車止め装置・集中精算機・車両検出センサー)は当社主力製品に成長。個別ロック式駐車場では業界トップシェア。

97年新たに環境機器事業として、破砕機・粉砕機用の刃物製造を開始。耐摩耗・耐靭性を高めたオリジナル鋼材の開発、独自ノウハウの熱処理により、高品質で長寿命な刃物を実現。

各事業が共に業界をリードする高品質製品として成長しているが、特に近年注目を集めているのが、新型車止め装置「ゼロフラップ」。高齢者や女性など運転に不慣れな利用者向けに突起がゼロ(地中に埋め込まれている)の新型装置を開発。入出庫が滑らかで駐車場のバリアフリー化を推進している。またコインパーキング遠隔管理システムの開発等、駐車場管理のソフト面でも積極的に研究開発に取り組んでいる。

コア技術をベースに多様な製品に発展させており、今後の更なる発展が期待できる。

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優秀企業賞(九州・沖縄地区)
清本鐵工株式会社 清本鐵工株式会社 清本 邦夫
代表者清本 邦夫
所在地宮崎県延岡市土々呂町6-1633
事 業一般機械器具製造、機械メンテナンス、鋳鋼業
設 立1948年5月
資本金9,500万円
年 商140億円(2018年3月期)
従業員467名

1937年鉄工所として創業。41年旭化成より協力工場の指名を受け、紡糸機製作、据付各種配管工事等受注。その後、鋳鋼工場の買収による鋳鋼事業進出、水島コンビナートでのメンテナンス業務受託、エンジニアの積極採用によるプラント製作まで事業の幅を順次拡大。

本社はメンテナンス・製品・鋳鋼の3事業本部制を敷き、関連会社は国内12社・海外5社と多角化した企業グループに成長。

メンテナンス事業は当社の事業基盤。技術を磨きプラント設計・製造に応用、事業を拡大。

製品事業は戦略的事業分野。化学プラント装置・発電設備・橋梁鉄構・下水道処理システムを中心とした環境装置、産業機械を手掛ける。特に大型で難易度の高いものに強みを発揮。キャンディー用デポジッターは国内シェア8割。

鋳鋼事業は手込め方式造形の工場では国内トップクラスの生産規模。大きな鋳鋼品を高品質に仕上げる技術と対応力に優れ、船舶用アンカーは国内トップシェア。

またスラグのリサイクルや海外での環境汚染対策等、社会的意義の高い事業も取組んでいる。

鉄事業の技術を基盤に事業の多角化を進め、メンテナンス・製品・鋳鋼事業の3部門で総合技術メーカーとして業容拡大。関連会社含めより総合力のある企業体として着実に歩を進めており、今後の更なる発展が期待できる。

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特別賞
株式会社アクタ 株式会社アクタ 柴田 伊智郎
代表者柴田 伊智郎
所在地福岡県古賀市鹿部335-1
事 業プラスチック製食品容器等製造
設 立1955年1月
資本金4,700万円
年 商27億円(2017年12月期)
従業員155名

伝統工芸「博多曲物」作りで江戸期創業。1955年法人化し、本格的な容器の製造・販売を開始。

62年にポリスチレンペーパー(PSP)の国内生産が始まると、加工し易さ・衛生面にいち早く着目。翌63年PSPトレー加工技術を導入し、容器の素材を木材からPSPに転換。最初のヒット商品は弁当箱内の漬物を仕切る「三角コーナー」。

83年接着剤を使わず、熱処理加工で仕切を一体成形したプラスチック製折箱容器「新折」開発。和食タイプの大量生産容器としてコンビニで採用され業績拡大するも、2007年に火災による工場焼失や利益体質への転換のためのコンビニ・大手スーパーからの撤退で売上激減し、赤字に。

1年で業績V字回復した要因が、組立式ワンタッチ折箱「ワン折」の駅ナカ・デパ地下等、新分野への販売注力。高いデザイン性・機能性・省スペースが評価され、高級弁当・総菜の容器として採用拡大していった。取引先ニーズに柔軟に対応した多品種小ロット生産は当社の強み。

5年ごとに開発コンセプトを掲げ、社員がアイディアを出し新たなものを生み出すことにチャレンジする社風。現在は「和力」をコンセプトにおもてなしの心を表現した新商品も開発中。

伝統技術をベースにプラスチック成形加工の技術を生かし、独自のコンセプトでアイディア豊かな商品の提供にチャレンジし続けており、今後の更なる発展が期待される。

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特別賞
柏原計器工業株式会社 柏原計器工業株式会社 三浦 直人
代表者三浦 直人
所在地大阪府柏原市本郷5-3-28
事 業水道メーター製造・修理
設 立1963年9月
資本金5,000万円
年 商36億円(2017年9月期)
従業員107名

1947年水道メーターの製造販売・修理業として創業。71年には検針業務・取替業務も開始。

現在では全国約500以上の水道局に対し、多種類の乾式直読水道メーターを納入しており、国内シェア約3割強と水道メーターのトップ企業に成長。

時代に先駆け検針業務の省力化・スマート化に向け研究開発を続け、85年世界初の「マイコン内蔵電子式水道メーター」開発に成功。水道使用量をデジタルで計測、電話通信での検針を可能にした。その後、87年水道メーター自動検針装置、2011年従来の乾式直読メーターと電子式メーターのメリットを融合したハイブリッド式水道メーターと、インテリジェント水道メーターを次々に開発。

水道水の安全・安心を重点課題として「国内自社一貫生産」(業界唯一)に拘り、本社工場のほか、鋳造・リユース・プラスチック成形等の5工場をIoTによりネットワーク化し、生産効率を可視化。また、生産工程の自動化、生産設備の自社設計・内製化等コスト低減を図り、入札に強い体質を作っている。

水道メーターの国内トップ企業。技術開発に注力、スマートメーターを開発し業界をリードするとともに、水道スマート化に向けた産官学連携プロジェクトにも積極的に参画。今後の更なる発展が期待される。

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特別賞
株式会社呉竹 株式会社呉竹 綿谷 昌訓
代表者綿谷 昌訓
所在地奈良市南京終町7-576
事 業墨、書道液、筆ペン、マーキングペン等製造
設 立1932年8月
資本金7,053万円
年 商54億円(2018年5月期)
従業員265名

1902年奈良の伝統産業「奈良墨」造りで創業。

58年学校関係者の書道の練習時間を少しでも多く取りたいとの要望に応え、液体墨「墨滴」を開発。書道人口には限りがある上、「墨滴」が売上の大半を占めているという経営的な懸念から「書く」分野への進出を目指し、63年に「サインペン」、73年にサインペン開発の技術と墨造りの伝統を生かし「くれ竹筆ぺん」を開発、大ヒットする。86年にはゴルフ場向け融雪剤「SRブラック」を開発し、産業用途分野にも進出。

液体墨で培った「超微粒子高分散技術」をコア技術として筆記用具から融雪剤・導電性塗料・着色剤、さらに筆ぺん開発の技術を生かしアイライナーまで多様な水平展開を図り、アイテム数は1万点を超える。21世紀最初の新年式で事業領域を「アート&クラフト」と定め、スクラップブッキングなど芸術分野に注力。当社のペン・筆ぺんの特徴は多色展開とペン先の太さの豊富なバリエーション。和テイストの滲みや擦れを表現できる当社筆記具は世界的にも人気高く、輸出額は売上の3割に上る。

また時代に先駆け2008年に社内託児所を設けるなど女性が活躍し易い企業風土で、社員の半数以上は女性が占める。

伝統産業である墨造りを守りながら、製品開発で培った技術を基に多様な事業の水平展開を進めてきた。今後の更なる発展が期待できる。

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特別賞
高橋畜産食肉株式会社 高橋畜産食肉株式会社 髙橋 勝幸
代表者髙橋 勝幸
所在地山形市青田1-1-44
事 業蔵王牛・山形牛等の食肉卸売・小売
設 立1971年9月
資本金7,200万円
年 商43億円(2018年8月期)
従業員175名

1948年畜産業創業、翌年高橋牛肉店を開店。肉牛飼育と鮮度良い加工販売を併営し業容拡大。

88年脱骨等の一次加工を行う「山形ビーフセンター」、2013年整形・カット・スライス・箱詰めを行う「蔵王高原ミートファクトリー」を設立。現在では2つの生産法人、5つの直営牧場、4店舗を有し、繁殖・育成・加工から販売までを自社グループ内で行う食肉一貫生産体制を構築。小売店での消費者の声をダイレクトに生産・加工分野にフィードバックできるため、品質向上へのスピードが早いのが強み。

ミートファクトリーはプロトン凍結設備を導入、解凍時に旨味が失われないため冷凍発送時にも美味しさの保持された牛肉の提供が可能。また両工場ともISO22000認証を取得しており、優れた衛生管理を誇っている。

卸売は、全国のスーパー、量販店、郵便局、カタログ・通信販売等の全国的販売網あり。小売は、市の公設市場店に加え直営店「元気市場たかはし」で直接消費者ニーズを掴んでいる。

また自社ブランド「蔵王牛」(黒毛和牛とホルスタインの交雑種)は、手の届く価格帯で肉の赤身の美味しさを追求し、交雑種の最高品質を目指した人気ブランドに育っている。

「6次産業化」・「地域特産品ブランド化」を実現させ、地域経済活性化へも大きく貢献しており、今後の更なる発展が期待できる。

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特別賞
株式会社ピアズ 株式会社ピアズ 桑野 隆司
代表者桑野 隆司
所在地東京都港区西新橋2-9-1PMO西新橋5F
事 業店舗コンサルティング、販売員育成、人財・IT・経営ソリューション
設 立2005年1月
資本金8,000万円
年 商18億円(2017年9月期)
従業員101名

2005年創業。通信事業者と販売店に特化し、携帯電話の店頭での販売業務受託からイベントの企画・運営を行うセールスプロモーション事業や販売ヘルパー派遣事業展開。

09年から販売ノウハウと人づくりの育成方法を提供する販売員育成事業への転換を図る。

名古屋で創業、当初東海地区で営業展開、12年の中国支社開設を皮切りに全国7拠点開設。

販売支援から販売店教育・コンサルティングなど通信事業者のニーズを把握し、競合他社には真似できない独自性を発揮、他社との差別化を図り、大手通信事業者の信頼を勝ち取り発展。

店舗臨店研修の他、e-ラーニング教材やマネジメントシステムなどのIT技術を活用したサービスを掛け合わせることで成果の最大化を図るとともに事業の幅を拡大してきた。

今後は強みである組織マネジメントや人材マネジメントのノウハウにIT技術などの新しいノウハウを融合させることによる、既存の事業領域や業態に囚われない新たなサービスの創出も視野に入れている。

現代表自らの移動通信業界における販売業務体験を原点に「通信業界を良くしたい、現場の人がイキイキとして働ける業界に変え、業界全体を明るくしたい」と創業。大手通信事業者のニーズを発掘、課題を解決するなかで各種事業を展開。今後の更なる発展が期待できる。

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新技術事業化推進賞
株式会社ヘルスケアシステムズ 株式会社ヘルスケアシステムズ 瀧本 陽介
代表者瀧本 陽介
所在地名古屋市千種区千種2-22-8 名古屋医工連携インキュベータ105
事 業郵送検査キットの販売、受託分析、臨床検査企画
設 立2009年3月
資本金2,000万円
年 商2億円(2017年12月期)
従業員29名

2009年設立の名古屋大学発ベンチャー企業。科学技術振興機構の大学発ベンチャー創出プログラム事業及び経済産業省地域イノベーション創出開発事業で抗体チップ測定法の基礎技術、応用技術を確立。

13年に当技術をもとにエクオール郵送検査キット「ソイチェック」を事業化。「ソイチェック」は女性ホルモンと似た働きをするエクオールを大豆イソフラボンから腸内で産生できるかどうか(日本人女性の約5割と言われている)をチェックする検査キット。

当社の技術的強みは、30種類を超す抗体作製技術と、微量・多項目・短時間等を可能とした多様な測定技術。いずれも特許により技術的優位性を確立している。

これらの高い技術力・研究開発力により、他にも「シオチェック」(食塩摂取量)、「サビチェック」(酸化ストレス)、「腸活チェック」(腸内環境)等の郵送検査キットのバリエーションを拡大中。

「未病検査でカラダを知り、自発的な健康投資で健康寿命を延ばす」ことを目指し、未病検査の郵送キットのビジネスモデルを確立。医療機関や調剤薬局のほか、企業や健保組合の健康教育セミナーでも注目を集め、累計利用者数は20万人以上と、今後の更なる発展が期待できる。

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